透析者向けの防災マニュアルと防災手帳は、最悪の大災害(震度6弱以上の大地震)が起こった場合を想定して作成いたしました。

「今日は透析の日、しかも中2日」でも、あわてずに透析に行けるよう手順が示されています。

このため、災害に対する一般的なことは、各市で発行している防災マニュアル、読本などをご覧くださり、併せて活用してくだされば幸いです。

この防災マニュアル、読本などから、災害が発生した時に本当に自分の命が守られるためには、どのようにしたら良いかをしっかり理解しておくことが大切です。

そして、そのノウハウが詰まった防災手帳は、いつ災害が発生しても安心して対応できるようになっています。

普段から、何らかの介助を必要とされる方はもちろんですが、元気な方でも、災害時には大怪我をする可能性があります。身動きできないこともあるでしょう。そのときには人の助けが必要です。避難する際、避難場所などで助けを求めるとき、必ず役立ちます。常時携帯してください。

防災マニュアルと手帳について

3種類のカラーのカード(防災手帳の中に入っています)

災害時には大混乱が予想されます。ごったがえした最中、口頭で助けを求めても、うまく伝わらない可能性があります。そこでこれが役立ちます。

「避難報告票」
一時避難場所や(指定)避難所などに避難したとき、自治会の役員に渡すものです。あなたが避難してきたことを伝えるためのものです。

「病院へ連絡依頼票」
普段から声の出にくい方、災害時に煙やほこりを吸い込んで、一時的に声が出にくくなった方、その他、何らかの理由で具合が悪くなった方が、他の人に日頃透析している病院に連絡をお願いするためのものです。

「移動連絡票」
一時避難場所や(指定)避難所などから透析病院の情報を得られる場所・透析病院などに移動する場合に役員の方に渡します。勝手な移動は、役員の方に迷惑ですので慎みましょう。